創業110年以上続く畳店の四代目が素人に『畳を作らせる』ということは、業界的には完全にタブーであります。 しかし「どうしても自分で畳を作ってみたい」という人や「素人だけど自分で作るしかない」という人が世の中には少なからずいますよね? そんな方が適当に作った畳で縁が剥がれて、ガンタッカーの…
Re Face(リフェイス)の施工が続いていますが、今回のお客様は分譲マンションにお住いの小型犬を飼っているご家族でした。 一般的な和室と違いフローリングの部屋に畳が埋め込まれているような感じで、畳の厚みも15mmと通常の1/4しかありません。 既存の畳は半畳縁無し、天然藺草(いぐさ)の…
今回ご紹介のお客様宅は上野にある『東京松屋』さんのショールームで襖の柄を選び、見本帳の柄に赤のベンガラ摺りという特注でのご依頼でした。 特注品ですので失敗の許されない非常に緊張感のあるご依頼で、押入れの襖2枚とは言えタップリお時間をいただいての施工となりました。 …
今回のお客様は中古の戸建て住宅をリノベーションしてから購入し引っ越し予定でした。 和室には8枚の畳が敷き詰められており、床の間もあっていかにも『和室』という感じでしたが「ちょっとセンスの良い畳に」との事でリフェイスをご提案させていただきました。 リフェイスはあまり施工事例が無いのでイメー…
先日、近所にある週末の夜はお酒も飲めるアトリエで「自作本棚の上に授乳や赤ちゃんのベッドとして利用する畳を欲しい」という依頼を請けました。 話を聞いていくうちに赤ちゃんや子供達のためのための場で、ワークショップもやっているとのこと。 「それなら自分達の力で1枚の畳を作っ…
今回2度目となる琉球畳の原料である七島藺草(しちとういぐさ)の刈取りに、大分県国東市へ行ってきました。 コロナ禍により2年間行けなかったのですが、少しでも農家さん達のお役に立てばと畳屋の仲間10名を募りお手伝い。 5月に自分で植付けた藺草がもう収穫期になっていることに驚きました。 植付…
家の中で最も位の高い場所は和室にある【床の間】(とこのま)です。 敷いてある畳よりも一段高い位置にあり、様式は畳・上敷き・板などあります。 畳や上敷きで出来ている床の間の素材は普通の畳と差を付けるため【龍鬢表】(りゅうびんおもて)に【高麗紋縁】(こうらいもんべり)を使用してある場合がほと…
最近では一般の方でも『和紙で出来た畳がある』という事をご存じの方が増えました。 しかし一言で和紙と言っても、どのように加工され普通の畳とどう違うのか? 今回は多数の種類があるダイケン銀白和紙表の中でも最高級である『銀白 極(きわみ)』について施工事例を添えて解説していきます。 &n…
畳のランクは一概には言えませんが、基本的には藺草(いぐさ)の本数が多い方が良いとされています。 理由は本数が多いほど全体で荷重や摩擦を受けるので傷み難いということです。 本数が少ないと藺草がよれたり簡単に擦り剝けることから裏付けも取れています。 しかし「一概には言えない」というのは…
畳は天然素材で出来ている場合が多いので、濡れれば水分が染み込んで放っておくとカビが生えたり、腐ったりしてしまいます。 濡れると言っても水をこぼした程度から、災害などで床上浸水してしまうほどまで色々ですよね。 今回は水分を含んでしまった畳のメンテナンスと場合によっては処分も検討しなくてはい…
2024/12/18
2024/12/9
2024/11/26
畳と暮らし情報局