通い始めて9回目となる藺草(いぐさ)の刈取りですが、今年は例年と一味違った作業になりました。 国産畳表の9割以上を占める熊本県八代市産藺草ですが、高齢化や後継ぎ不足に和室の減少が拍車をかけ、毎年1割程度の農家さんが廃業しています。 今後V字回復は見込まれないため、現行の農家さんに1軒でも…
2024年元旦、能登半島を襲った巨大地震により家屋の倒壊は7万6000棟余りとも言われております。 倒壊まで行かなくとも地盤の変化などで傾いた家屋も相当な数に上っていますよね。 家の柱や壁が傾きにより変形すると、まず大きな影響が出るのは建具(たてぐ)と呼ばれる引き戸や開き戸ではないでしょ…
今年も東京家政大学で未就学の子供に向けた講義をします。 畳を通じて持続可能な社会について、子供でも分かりやすく自然の草木が私たちの生活でどのように役に立っているのかなどをお話しします。 東京都北区内で未就学のお子さんがいる方は、ぜひ一度体験に来ませんか? 畳コースターを作ったり、飽きず…
今から12年前、とっくに国家資格一級畳製作技能士を持っている私に、お世話になっている渋谷の畳屋さんから「お前、東京の技術が全てだと思ってる?」と言われました。 その時は何のことだか分からずにいましたが「奈良県の畳屋さんが東京に来るから、お前も来い!」と呼ばれて、初めて会ったのが浜田畳店の浜田さ…
畳替えを考えているお客様へ。 私が畳屋になったおよそ30年前、畳表(ゴザ)と言えば良質な物は岡山県・広島県が多く、今では全体の7割を占める中国産は賃貸物件の最安値でしか使用されていませんでした。 当時の中国産は短い藺草(いぐさ)しか育っておらず穂先や根が両端に入り込み、それはもう色が均一…
東京都北区では『北区政策提案協働事業』という事業で、一般社団法人せんとうとまちと協力し、令和5年度から3カ年計画で北区の現役銭湯と周辺のまちの歴史や銭湯を語り聞き広く共有し、最終的には地域のコミュニティー再生を目指しているそうです。 銭湯がメインの記事ですが近隣地図とポストカードで当店も掲載されま…
私の母校でもある滝三小ではPTAが企画する『滝ッザニア』という職業体験イベントが昨年に引き続き開催されました。 昨年の記事はこちら↓ [blogcard url="https://yamaki-tatami.com/20230220_12711/"] この企画は様々な職業を体験して…
例年10月に開催されていた藺草(いぐさ)の品評会ですが、各地で「10月は農家も畳屋も忙しいから2月にしてくれー!」と言い続けた所、今年は2月に開催される運びとなりました。言い続けてみるもんですね。 という事で東京の青年部メンバー5人で熊本県八代市に行って、品評会で受賞した畳表を見学することに。…
東京家政大学で毎年行っている『未就学の子供とその保護者に向けた、畳を通じて循環型社会を考える講座』 [blogcard url="https://yamaki-tatami.com/20210701_9926/"] ※記事は2021年 に参加してくださった保護者の方が畳…
大変ご報告が遅くなりましたが今年2度目の熊本県八代市へ行ってまいりました。 7月は畳表の素材である藺草(いぐさ)の刈り取り作業のため。 今回は来年の7月に刈り取り予定の藺草を株分けして分割し、ポットに植えていくという植付けの準備作業でお邪魔しています。 苗を分割する理由は単純に増や…
2024/7/17
2024/7/11
2024/7/4
畳と暮らし情報局