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今まで何度かご紹介している【素人でも畳の張り替えができる方法】の動画やブログは私が思っていた以上に検索率が高く、多くの皆さんが『自力で畳を張り替えしたい』という意思を強く感じました。
そこで当店では『どうしても自分で畳を張り替えたい!』方や『畳店に張り替えを依頼できない事情がある』という方向けに、畳業界では掟破りの【畳材料】と【畳製作の道具類】を販売することにいたしました。
畳店として「素人が畳を自力で張り替えるなんてとんでもない!」という意見は根強いですが、本当に困っている方が多いのも事実。
どうせ自力でやってもらうなら【安全】で【簡単】にやってもらおうと製作方法も動画にまとめてあります。
ご興味のある方は最後までご覧いただき、納得の上で通販サイトから購入してみてください。
プロ用フルセット
自分で畳を張り替えるなら知っておかなきゃならない畳替えの種類
ご自宅の畳を自力で張り替える場合に一番大事なのは、まず既存の畳はどの種類の施工が当てはまるのか?です。
大きく分けて3種類しかありませんので下記を参照してください。
・新床(しんどこ)、新調
畳の土台である畳床という芯材部分、この部分が波打ったり腐ったり極度に凹んでいる場合は既存の畳を処分して、畳自体を全て新しくしなければなりません。
概ね20年~40年程度使用した畳は頻度にもよりますが耐久性が乏しく、畳表(ゴザ)の張り替えに適していません。
この場合は採寸や畳床の仕入れ切り出し等、専門知識や専用の道具が無いと難しいです。
そのためご自分で施工せず、道具を買う前に畳店へ依頼してください。
・表替え(おもてがえ)
土台となる畳の芯材部分はそのまま活かして表面の畳表(ゴザ)を張り替え縁(へり)を付け替える作業を言います。
前回畳を新調・張り替えしてから5年以上経過していればこの作業となりますので、最も当てはまるご家庭が多いのではないでしょうか。
畳は1軒1軒1畳1畳サイズが異なることから敷かれる場所が決まっており、畳の裏には位置を間違わないように名前が書いてあります。
また畳は経年劣化で縮む習性があるため、プロは発生してしまった【隙間】や【段差】を補修して張り替えます。
ご自身で張り替えをする際は難しい作業となりますので、大きな隙間や段差がある場合は畳店に表替えを依頼してください。
表替え作業に適したセットは【プロ用フルセット】か【作業が楽になる便利セット】です。
畳表はカートが別ですのでご注意ください。
熊本県産賃貸用畳表6畳分
作業が楽になる便利セット
表替えの動画は下記リンクを参照してください。
・裏返し(うらがえし)
よく『裏返し』と言うと畳ごと裏返すと思っている方が多いですが、畳の裏返しは表面の畳表(ゴザ)を引っくり返して縁を付け替える作業を言います。
そのため畳表の裏側が日焼けする前の時期に行う作業で、新調・表替え後3~5年以内が綺麗に仕上がる目安となります。
とは言え10年経っていても裏返し自体はできますので、あまり綺麗でなくても裏面を使用したいという方はチャレンジしてみてください。
畳表の材料代が掛かりませんし、作業工程は表替えに比べてかなり少ないです。
注意点として裏側未使用の畳表でも賃貸用の安価な材料が使用されている場合、せっかく裏返しをしてもすぐに傷んでしまうというデメリットもあります。
また、すでに裏返し済みの畳表は裏面も日焼けし傷んでいますので、確実に裏返しをしていない畳だという事を確認してください。
セット内容としては畳表の切り出しが必要ないので基本セットがお勧めです。
基本セット
裏返しの施工方法は下記のブログを参照してください。
自分で畳替えするなら絶対に必要な材料と道具類はコレだ!
上記のように施工内容によって必要な材料と道具のセットがお分かりいただけたと思います。
YouTube動画で表替えを投稿しましたが作業の難しさに諦める方のコメントが多いのも事実です。
もしこのブログを読んでくださっているあなたが時間に余裕のある方であれば、私は自力で畳を張り替えることをお勧めします。
理由は女性でも素人の方でも実際に『かん二郎』を使用して畳を張り替えている方がいるからです。
畳用の針と手当を使用して縫えるほど器用でなくても、かん二郎という道具は畳の縁を縫い付けることができますし、その他の道具を代用すれば素人でも畳替えはできます。
極端なことを言えばガンタッカーのみで畳を張り替えることも可能ですが、ステープルは経年劣化で非常に危険性を含みます。
怪我をすることが分かっているのにお勧めはできませんので、他の道具類を持っている場合や代用できる場合は『かん二郎』と『縫い糸』だけでも最低限購入してチャレンジしてみてください。
かん二郎
畳専用の縫い糸
まとめ
自分で畳替えをしてみたいという方は下記のリンクから必要な材料と道具類をご購入ください。
畳替えは初めて挑戦する場合、非常にハードルの高い作業と言えます。
しかし時間を掛けて動画やブログをしっかりと見ていただければ、全くの素人でも張り替えに成功している実績があります。
未だ誰もやってこなかった「一般人に畳の材料と道具を販売する行為」に踏み切った理由をご理解の上、多くの方が畳に関心を持って新しい綺麗な畳の上で過ごせることを願っています。