古くなった畳を新しくしようと思っていても、どのようなスケジュールで畳が張り替えられ納品されるのか?特に初めて依頼する方は不安だと思います。

畳の枚数や作業の内容により多少の違いはありますが、概ね6~8畳の表替え・裏返しであれば即日納品が可能です。

当店では新床(新調)作業でも即日仕上げが可能ですが、条件やお店によっては採寸後畳を敷き直し、後日納品の場合もあります。

今回は最も一般的な6畳の表替え作業を即日の納品した場合の引き取りから作業、納品までを解説していきます。

文字だけではなくYouTube動画にもまとめてありますので、お時間の無い方は動画をご参照ください。

動画にはない畳替え前の依頼や見積もり・事前準備についてはどうしたら良いのか?

まず畳を新しく綺麗にしたいと思ったら畳屋選びと大体の金額・値段を知りたいですよね。

当然遠方過ぎますと依頼しにくいと思いますので地域を指定したり、金額の相場はお客様で検索されると思います。

そして気に入ったお店があれば問合せし、まともな畳店であれば無料で見積もりに来てくれます。

ここまでは契約に結び付いていませんが「わざわざ来てもらって断るのは忍びない」という方が多いのではないでしょうか?

そのためネットで調べるにしても慎重に慎重になり、多くの畳店を見ているうちにどのお店が正解なのか分からなくなる気持ち、良く分かります。

そんな方は下記のリンクをご参照ください。

見積もり時、前もって準備しておくことなども記載されています。

【畳替えでよくある質問】下見・見積もりって有料?無料?相見積もりを取るなら気を付けておくべき要点とは

初めて畳替えをしようとする方も、久しぶりに畳替えをしようとする方も、気になるのは畳のお値段(価格)だと思います。 ネットで調べて大体の価格が分かっていても、実際…

事前の準備として家具の移動などはどうしたら良いのか?

大きな家具はお任せください。

小物類や貴重品、壊れ物はお伺いする前までに移動をお願いします。

詳しくはこちら↓

【有料?無料?】畳替えの時は自分でどこまで家具を移動したら良いのか?

「和室に家具があるけど畳替えできますか?」という質問をよく受けます。 結論から言うと『できます』という答えになります。 では住人の方は自分でどこまで事前に家具を…

【畳替え当日の流れ】朝の引き取りはこのような作業があります

見積もりによる契約が成立し後日決まった日の朝に畳を引き取りに来る畳店。

お客様側はどのように待ち構えたら良いのか流れが分からないと準備のしようがありませんよね。

当店の場合であれば東京都北区内・隣接区であれば朝の8:00~8:30頃、ご自宅へ到着いたします。

大きな家具を移動しながら畳同士の隙間や段差、場所によって違う畳の名前を記入し車へ積み込みます。

この作業は概ね30分~1時間程度です。

畳を剥がした後は床掃除をしてお店に帰ります。

実際、お客様にしていただくことは何もありません。

午後の納品までご自由にお過ごしください。

【畳替え当日の流れ】引き取った畳を張り替える作業はどのくらい時間が掛かるのか?

畳を引き取って作業場に帰りますと、まず縁(へり)と畳の表面にある畳表(ゴザ)を剥がして採寸します。

この時に隙間があった場合は丈や幅を大きく足し、凹みがあれば埋めて平らにします。

そして新しい畳表を張り縫い付けてからカットし、縁を縫い付けて畳を保護していた染土(せんど)と呼ばれる土を拭き上げます。

上記の作業で1枚の畳が新しく張り代わり完了いたします。

当店では隙間や段差を無くすために補修作業に時間を費やすため、6畳の表替えでも4~5時間。

柱型の切り掛けや変形などある場合、縁無し畳では更に時間が掛かります。

一般的な畳であれば6畳なら15:00くらいまでには納品にお伺いできますので、日が暮れてからの納品ということはありません。

【畳替え当日の流れ】午後の納品ではどのような作業があって、施主は何をすれば良い?

特別な準備はいりません。

畳店が来る時間帯に在宅してくれていれば良いです。

畳を納品に来てまず最初にすることは畳を元の和室まで運ぶことです。

オプションの防虫紙がある場合は先に敷いてから畳を納めます。

防虫紙については下記をご参照ください。

【半永久的に効く】ダニや畳の下にいる虫にホウ酸を使用した人体に無害な畳用防虫紙【下敷き編】

度々こちらのブログで説明させていただいている『ダニ』などの主に畳の下に住み着く虫への対処法ですが、今回は【畳の下敷き用防虫紙】についてです。 畳替えの際にしか施…

畳を決まった順番に敷き詰めていき、良く踏んで慣らす作業をした後は畳の段差解消をします。

畳が藁製であった場合は特に段差ができやすいので張り替え作業である程度補修しても、実際に現場で畳の下にゴザの切れ端を入れる作業が必要になります。

そして家具を元の位置に戻します。

この作業後に掃除をして、全てが完了となります。

時間にすると、お伺いしてから30分から1時間程度です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

簡単に要約するとお客様にしていただくことは事前の小物類撤去のみとなります。

畳替え当日は居ていただくだけ。

多くのお客様が「思っていたよりも簡単だった」や「これならもっと早く依頼しておけば良かった」とおっしゃってくださいます。

また、その他にも雨の日はどうするのか?とか料金の事、そもそも自宅の畳は表替えなのか裏返しなのか新調なのか分からないなど。

お客様のご不明点を『良くある質問』という形でまとめてあります。

下記をご参照していただけるとより詳しく解説がありますのでご活用ください。

【畳替えでよくある質問】初めて畳を新しくしたいけど、問い合わせ方法はどのようにしたらベストなのか?

古く日焼けした畳が気になりネット検索で色々調べて問い合わせの直前まで行きますよね。 でもどのような情報を伝えて良いのか? もしかして畳店が忙しい時間帯は避けた方…

ここまで読んでくださいましてありがとうございました。

改めて動画で流れを確認する方はこちらを↓

東京都北区で四代110余年

有限会社八巻畳工業

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