コロナ過により自宅で仕事をするテレワークの方が最近増えていますよね。

家族の家庭音が気になる方は、使っていなかった和室をオフィス代わりにという具合に新しい和室の活用方法も見えてきました。

でもちょっと待ってください。

畳の上にパソコン用のデスクチェアは靴で畳の上を歩くようなもの。

気が付いたら畳がボロボロに傷んでしまった!という方も多いのではないでしょうか?

今回は私が色々試した上で、一番お手軽に畳を保護できるチェアマットの代用品について説明したいと思います。

 

 

畳とオフィスチェアの最悪な相性とは

最近ではお寺でも膝が悪いなどの理由で正座が出来ない方向けに、畳の上に椅子が置かれていることが多くなりました。

しかしその場合は椅子の脚が4点で支えるタイプではなく、ソリのように平行した面で支えるタイプの椅子が使用されています。

自宅でパソコン用デスクとオフィスチェアの場合は椅子の脚にタイヤが付いていますよね?

これが転がって何度も往復する度に畳表を傷付けてしまうのです。

 

この部分

 

 

畳を保護するチェアマットにはタイルカーペットが1番の理由

結論から言いますと1m×2m程度のカーペットが一番適しています。

毛足の長い絨毯は車輪が喰い付いてしまいますし、ゴザでは畳と耐久性が変わりません。

しかしそう都合よく1m×2mのカーペットも売っていないでしょうから、ホームセンターで確実に売っている【タイルカーペット】を6枚程度敷くのが手軽で現実的です。

 

タイルカーペット

 

タイルカーペットは40~50cm角が一般的です。

裏に糊が付いていないタイプを選びましょう。

裏面はゴムのような素材で出来ており、高い耐久性と滑りにくい構造になっています。

ちょっと重いですが重ねればコンパクトになり、持ち帰るのも容易でしょう。

カラーも豊富なのでご自宅の和室に合った色をチョイスするのも楽しみの一つですね。

 

カラーを変えて敷くのも楽しい

 

 

畳の上にタイルカーペットを敷いた時のメンテナンス

タイルカーペットがいくら丈夫だからといって、そのまま敷きっぱなしで良いという訳ではありません。

基本的には掃除機をカーペットの上から掛けるといった普段のお手入れ方法で良いのですが、カーペット同士の隙間からゴミやホコリは落ちますので、最低でも1か月に1回程度は剥がして下にある畳も掃除してください。

 

使い続けるとこんなに傷む

 

また椅子には大変荷重が掛かっていますよね。

長期間同じ場所でオフィスチェアを使用すると、同じ場所ばかりに荷重が掛かるので畳が凹みやすくなります。

数年に一度はPCデスクの位置を変えるなどして畳の負担を軽減してみてください。

 

タイルカーペットの下になっている畳は日焼けしないので見た目は綺麗なままですが、荷重が掛かって藺草(いぐさ)は潰れています。

綺麗に見えても他の畳と同じ時期に表替えや裏返しなどを畳店にご依頼ください。

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社八巻畳工業

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