今回のお客様は中古の戸建て住宅をリノベーションしてから購入し引っ越し予定でした。

和室には8枚の畳が敷き詰められており、床の間もあっていかにも『和室』という感じでしたが「ちょっとセンスの良い畳に」との事でリフェイスをご提案させていただきました。

リフェイスはあまり施工事例が無いのでイメージするのが大変だったようですが、仕上がった和室はかなり良い感じでした。

 

素材は PVC(塩化ビニール製)

 

 

ReFace リフェイスの特徴と機能性

・優れた耐久性

ReFaceの魅力は「強靭さとしなやかさ」を兼ね備えた耐久性。土足やキャリーバック、車椅子を使用するホテルや介護施設などで永く美しさを保ちます。

テーバ型摩耗試験(JIS L1021-11繊維製床敷物試験方法 第11部:摩耗試験方法 準拠) で荷重をかけた摩耗輪を回転速度70rpm回転数1000回を実施し糸切れが無いことを確認。

 

・安心の防滑性

JISで定められた滑り試験(JIS A-1454 17)を実施し、日本建築学会の推奨する、動作時の滑り係数(C.S.R/C.S.R・B)をクリア。多少の水があっても滑りにくく、小さなお子様や高齢の方にも安心です。小型犬の動作試験(C.S.R・D’)もクリアし、大切なパートナーの安全をサポートします。

 

・耐水性

水拭きできるため永く清潔に使用できます。ReFaceは、耐水性のある素材を使用しています。飲食店、ホテルの宴会場や脱衣場、介護施設におすすめです。

 

・防炎性

ReFace関連製品は公益財団法人日本防炎協会の定める防炎試験に合格しています。防炎ニーズのあるホテル、旅館、店舗、介護施設、保育園など安心してご使用いただけます。

 

※サイトから一部抜粋

カラーバリエーションなど詳しくはこちら↓

アゼアス株式会社

 

 

いかにも和室をRe Faceを使用してモダンでシックな部屋に大胆イメチェン

最近では畳のイメージとして「古臭い」とか「メンテナンスが大変」というような意見が多く、事実日本人の畳離れは急加速中です。

そんな中、今回の施工事例はRe Faceを使用すると和室が畳で洋室っぽい空間になる、とても分かりやすい例になりました。

 

施工前

 

施工後

 

お客様の選ばれた柄は黒に近い素材とグレーっぽい素材で、一見部屋の雰囲気が暗くなりそうですが以外にも全然そんなことは無く、メリハリの付いた締まった感じの空間になりました。

明るすぎる部屋が苦手という方にも向いている組み合わせですね。

 

 

しかしリフェイスにも弱点があった?畳として使用するなら気を付けなければならない難点とは?

まず初めに天然藺草の畳とは大きく異なる点をいくつか。

・天然の藺草のように『香り』『吸湿性』『空気清浄効果』が無い

・塩ビ製なので暖かい触感が無い

・畳の芯材である畳床(たたみどこ)が藁(わら)製の場合凸凹が目立ちやすい

・畳床がボード製の場合足当たりが硬い

・裏返しができない

 

以上のように一般的な畳との相違点があります。

この辺は住環境に合わせて考慮していただけると良いと思います。

 

 

洋間っぽく魅せるなら半畳へりなし市松敷きが絶対にお勧め

Re Faceは1畳の大きさで縁付き畳としても勿論敷く事が可能ですが、ちょっとお洒落で変わった畳が好みの方は【半畳の縁無し】がお勧めです。

2色の柄を交互に敷く事によって市松模様の床面がとてもカッコいいですよね。

自宅にお客様が来た時の反応が明らかに違うのが縁無し半畳の市松敷きです。

 

Re Face J-002 J-004

 

Re Faceを使用した1畳の縁付き施工事例はこちら↓

 

 

まとめ

一般的な縁付き1畳に比べて価格は割高ですが、見た目の良さと耐久性は抜群です。

天然素材で作られた藺草の畳の良さと、塩ビ製のお洒落な畳。

ご自宅にある和室の使用条件によって使い分けていただくと良いと思います。

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社八巻畳工業

03-3917-9827