Table of Contents
今回、畳の表替えでお伺いしたのはワンちゃんを飼っている一軒家のご家庭です。
当店のリピーター様で以前は天然藺草(いぐさ)を使用した『表替え』と『裏返し』の施工でした。
しかし犬がオシッコをしてしまったり、畳を掘ってしまうとのことで新商品である【ReFace リフェイス】をお勧めし施工に至りました。
ペットを飼っているご家庭の方は参考にしていただけると幸いです。
F-001 施工例
PVC(塩化ビニール)製
ReFace リフェイスの特徴と機能性
・優れた耐久性
ReFaceの魅力は「強靭さとしなやかさ」を兼ね備えた耐久性。土足やキャリーバック、車椅子を使用するホテルや介護施設などで永く美しさを保ちます。
テーバ型摩耗試験(JIS L1021-11繊維製床敷物試験方法 第11部:摩耗試験方法 準拠) で荷重をかけた摩耗輪を回転速度70rpm回転数1000回を実施し糸切れが無いことを確認。
・安心の防滑性
JISで定められた滑り試験(JIS A-1454 17)を実施し、日本建築学会の推奨する、動作時の滑り係数(C.S.R/C.S.R・B)をクリア。多少の水があっても滑りにくく、小さなお子様や高齢の方にも安心です。小型犬の動作試験(C.S.R・D’)もクリアし、大切なパートナーの安全をサポートします。
・耐水性
水拭きできるため永く清潔に使用できます。ReFaceは、耐水性のある素材を使用しています。飲食店、ホテルの宴会場や脱衣場、介護施設におすすめです。
・防炎性
ReFace関連製品は公益財団法人日本防炎協会の定める防炎試験に合格しています。防炎ニーズのあるホテル、旅館、店舗、介護施設、保育園など安心してご使用いただけます。
※サイトから一部抜粋
カラーバリエーションなど詳しくはこちら↓
ReFace リフェイスを使用した畳がペットのいるご家庭で最適な理由
上記の特徴と機能性で述べたようにリフェイスは今まで不向きだった和室でのペット飼育に適しています。
今回のご家庭のようにトイレを躾けていても飛び散ってしまうこともありますし、犬でも猫でも畳をガリガリ掘るのは習性ですから仕方がありません。
他にも食べこぼしや飲み水の飛び散りがあっても、人間もくつろげる和室でペットと一緒にいたい方は多いのではないでしょうか?
リフェイス耐水性はもちろん水拭きもできますし、耐久性があるので掘られたり爪とぎに強い素材となっております。
フローリングと違って滑りにくいのもペットにとって良いことですよね。
また、今回は【Dog & Cat Pad】犬猫肉球畳縁(特注・有料)をお選びいただいたように、ただの床材としてではなくデザイン性を持った可愛い畳を楽しんでいただくこともできました。
肉球の可愛い畳縁
しかしリフェイスにも弱点があった?畳として使用するなら気を付けなければならない難点とは?
まず初めに天然藺草の畳とは大きく異なる点をいくつか。
・天然の藺草のように『香り』『吸湿性』『空気清浄効果』が無い
・塩ビ製なので暖かい触感が無い
・畳の芯材である畳床(たたみどこ)が藁(わら)製の場合凸凹が目立ちやすい
・畳床がボード製の場合足当たりが硬い
・裏返しができない
以上のように一般的な畳との相違点があります。
この辺は住環境に合わせて考慮していただけると良いと思います。
ペットだけじゃない?ReFace リフェイスの活用方法は他にもあります!
リフェイスの特徴である耐久性と耐水性は介護現場でも活躍しています。
車椅子での走行は一般的な畳であればすぐに傷んでしまいますが、リフェイスであれば問題ありません。
汚してしまっても水拭きできる点も既存の畳と大きく違う点です。
また、畳としてではなくホテルや旅館などの通路や壁にも採用されており、床材・壁材としても活躍しています。
カラーバリエーションも続々と増えていますので、今後は他にも活用方法が増えるかもしれませんので楽しみです。
まとめ
畳の常識を覆すリフェイス。
新商品ということもあり、まだまだ施工例が少ない現状ですが徐々に紹介していきたいと思います。
現在、材料の価格高騰が続いておりますので価格は明記できませんが、できるだけお客様のお求めやすい値段にて施工を考えております。
リフェイスで畳替えをお考えの方は直接お問い合わせください。
人懐っこくて可愛いワンちゃんでした
東京都北区で四代110余年
有限会社八巻畳工業
03-3917-9827