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網戸の張り替え、最近ではホームセンターで材料を購入し自分で張り替える方も増えました。
既存の古くなったビートゴムを抜いてネットを剥がせば簡単ですよね。
しかし一部のメーカーでは『ビートゴム』ではなく『T字のプラスチック押さえ』が使用されています。
いざ張り替えようと思ったらゴムじゃなかった!
今回はそんな方のために張り替え方法をご説明します。
網戸の張り替え基礎編はこちら↓をご参照ください。
古いT字のプラスチック押さえを剥がす
まず初めに古くなったネット(網)を剥がさなければなりませんが、これを押さえて留めているのがプラスチックの部材です。
これが無いと大変なのですが、目打ちやアイスピックのような先の尖った道具で端の所に深く刺し込みます。
てこの原理で端だけでも持ち上がれば、後は引き上げて剥がすだけです。
深く刺す
持ち上げる
実はこの時、プラスチックの部材を壊さないように綺麗に剥がすと再利用できます。
持ち上げて剥がす時は一気に剥がそうとせず、少しずつ丁寧に剥がしてみてください。
網戸のアルミ枠を綺麗に掃除する
ホースなどで水洗いが簡単ですが枠の中に水が入るとなかなか出てこないので、お急ぎの方は歯ブラシなどを使ってホコリを落としたら雑巾で水拭きしましょう。
キッチンや換気扇の近くにある網戸は油汚れが付着していますのでマジックリンなどを吹きかけると綺麗になります。
それ以外の網戸は基本的に洗剤は無くても綺麗になります。
特に押さえのT字のプラスチックが収まっていた溝は綺麗に掃除してください。
古い歯ブラシが有効
剥がしたT字のプラスチックに合うⅠ型 Ⅱ型の違い
元々割れていなくて綺麗に剥がせたT字のプラスチックであれば再利用できますが、割れてしまったり新しく交換したい場合はホームセンターで購入することができます。
OKアミドの場合は既存のT字プラスチックがⅠ型かⅡ型かの2種類ですので、同じ型の押さえを購入します。
他のメーカーの場合はOKアミドの網押さえで代用できる場合がありますので、近いタイプであれば既存の押さえと似た形状の押さえを購入してください。
Ⅰ型とⅡ型の違い
網戸が丈長や幅広など大きいタイプでは1セットで足りないこともありますので、枠の全長を測っておくと良いでしょう。(中桟がある場合は中桟も)
このプラスチック部材は継ぎ足して使用できます。
必要な長さにT字のプラスチック部材を切る作業
一番間違いが無いのは既存の押さえと同じ長さでT字のプラスチックをカットすることです。
溝は一周していますが縦と横の溝、どちらを端まで入れるかで長さが変わってくるというのが理由。
この場合は目打ちを刺している方が端まで来ている
切る道具は目の細かいノコギリが良いのですが、無ければニッパーなどでも切断できます。
その際、切り口は整えてください。
網を張るのに必要な道具と張り方
溝がある方(室外側)を上にしてネットを置きます。
この時に網目が大きく曲がっていないことを確認してください。
まず片方の縦桟に押さえを当て、木槌(きづち)などの道具で端から押し込みます。
※絶対に叩きません
てこの原理で押し込むように
ゴム製ハンマーなどでも良いですが、どうしてもなければトンカチの叩く部分に布を巻いても良いかもしれません。
一気にやろうとせず細かいピッチで押し込んでいくのがコツです。
絶対に叩かないでください。
簡単に割れます。
次に反対方向の縦桟→横桟→反対方向の横桟の順に押し込みます。
中桟がある場合は最後に中桟を上下で逆方向から押し込みます。
説明書通り押し込む
中桟がある場合
綺麗に張れたら余分なネットをカッターで切り落とします。
この時カッターの刃はやや立てる感じの角度が良いです。
刃を倒して切ると外側にズレて怪我をするかもしれません。
絶対に怪我をしないようにするには、刃の進行方向に手を置かないこと。
これだけ守れば事故はほとんど起きません。
このくらいの角度で切る
刃の進行方向に手を置かない
まとめ
いかがだったでしょうか?
実はこのタイプの網戸、普通のビートゴムで張るより仕上がりが綺麗に張れます。
コツは張る時にシワを恐れて網を引っ張り過ぎない事。
ビートゴムよりも自然に引っ張る力が強いので勝手に張って仕上がります。
是非ご自分で挑戦してみてください。
東京都北区で四代110余年
有限会社八巻畳工業