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障子の貼り替えは自分でされる方も多いと思いますが、いざ業者に依頼するとなると「どのような紙質?」で「金額がどの程度掛かるのか?」は気になるところですよね。
では紙質によって耐久性や価格がどのように変化するのか?
当店の取扱商品の中から違いを詳しく説明していきます。
ワーロンシート
プラスチック障子だから破けない?ワーロンシートは和紙も使用しているって知ってましたか
ワーロンシートは厚み0.2㎜と薄いのですが実は三層構造になっており塩化ビニール樹脂で和紙を挟み込みラミネートしてあります。
そのため耐久性は抜群で鋭利な刃物や尖った金属でなければ傷付きません。
さらに塩化ビニール樹脂で表面を覆っていますため汚れてしまった際には水拭きも可能です。
外からの明かり(光)は普通の障子のように取り入れ、強い耐久性により破けにくい性質があります。
また、この商品は【防炎認定】とUVカットの機能も付いている優れものです。
触り心地はプラスチックのよう
ワーロンシート障子紙の気になる値段と張り替え頻度はどのくらい?※2023年現在
・約畳1枚分の大きさ(180cm×90cmまで)
1枚貼り替え 11,000円
・半間(約半畳程度の大きさ)
1枚貼り替え 7,700円
・半間以下
1枚貼り替え 5,500円
・丈長・幅広
1枚貼り替え 16,500円
・丈200㎝×幅91㎝以上
1枚貼り替え 22,000円
・出張費 北区内・・・3,300円
・出張費 北区隣接区・・・5,500円
・出張費 北区隣接区外・・・7,700円~
※畳と同時にご依頼の場合、または障子5枚以上のご注文で北区隣接区まで出張費無料。
※障子のみのご注文は納品まで1週間程度かかります。
※畳と同時にご依頼の場合は枚数にもよりますが即日納品も可能です。
・貼り替え頻度
まず余程のこと(刃物で刺すなど)が無い限り破けませんので、一度ワーロンシートに貼り替えると次回は10年後ということも良くあります。
極稀に窓サッシが結露して障子の下桟が水分を吸い上げてしまい、ワーロンシートの切り口からもその水分を吸い上げて茶色く変色し、貼り替えの対象になるということはあります。
普通の障子紙に比べて割高ですが、何も無ければ約10年そのままで良いというのはメンテナンスが楽で良いですよね。
表面が塩化ビニール樹脂ということもありますので、普通の障子紙のように糊で貼ることはできません。
そのため専用の両面テープを使用して貼ります。
また、厚みと重みの関係で雪見障子などの摺り上げる障子には不向きです。
両面テープで貼る
ワーロンシートの障子紙は他の紙と比べてココが違う!価格と耐久性と効能とは?
前述の通り表面が紙質ではありませんので他の障子紙と比べるまでもなく、圧倒的に耐久性が特化しています。
犬や猫を飼育しているご家庭や年配のご家族が障子に手をついてしまうなど、不慮の事故でもまず破けることはありません。
しかし日当たりの良い窓に設置された場合は太陽光による経年劣化で外側の塩化ビニール樹脂が脆くなります。
日の当たりにくい場所と比べて押してしまうと裂けやすくなりますが、それでも5年以上は耐久性があるといっても過言ではないでしょう。
ワーロンシートのデメリットとしては部屋内の音が反響しやすいという性質があります。
あまり狭い部屋には向かないかもしれません。
また、普通の障子紙と違い水拭きできるのは良いのですが、室内の水分を吸放出する作用はありません。
どうしても障子を破きやすい環境や約10年貼り替えをしないで済む方が良いとお考えの方に最適な商品です。
他の障子紙と悩んだ場合はお気軽にご相談ください。
適切なアドバイスを心掛けております。