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毎年のことですが年の瀬が迫ると大掃除の「あー・・・、大変だ・・・・・」って溜息が日本中から聞こえてきそうな今日この頃。
大掃除って大変なものと感じますけど、和室に関してはコツさえつかめば簡単に楽しんで掃除できますよ。
今回は『襖・障子・網戸も扱うプロの畳屋』が【楽して掃除する派もトコトンやる派】も、両方面倒見ちゃいます。
引っ越しシーズンの退室や転居でも応用できますので、是非ご参考にしてみてください。
その2はこちら↓
知らなかったでは済まされない!掃除の基本と正しい順番
知っている人にしてみれば当たり前のことですが、掃除の基本は【上から下】です!
この順番が逆になると掃除をした意味が無くなりますので、まずは基本中の基本である上から掃除をしていきましょう。
具体的には和室で例えると
『照明』と『エアコン』から
『箪笥(たんす)の上』と来て
『障子』などの建具の次は
『背の低い家具』をやって最後は
『畳』の順番ですね。
大掃除って大変?
和室の掃除をやる前に、天敵ホコリに対して整えるべき装備と実戦の手順
「さあやっていこう!」は良いですが、そもそも準備が出来ていますかね?
上から下の戦いは、まずホコリとの戦いでもあるのです。
積もり積もったホコリを掃除後に再び舞い戻らせてはいけません。
まずはマスクとフードは必須ですよね。
更に寒くても和室の窓など開口部を全て開けましょう。
ここで簡単にやっていくなら照明のホコリは掃除機の吸い込み口をブラシなどにして吸い取っちゃいます。
和室の照明は未だに笠が付いているタイプが多いので、この笠に積もったホコリは舞い上げずに吸い取る方が効率的です。
同じように箪笥の上にあるホコリも一度掃除機で吸い取ります。
この時に注意してほしいのは掃除機の排気口が他の家具などの方向に向いていると、そこに積もったホコリを舞い上げてしまいます。
気を付けながら家具の上面に積もったホコリを吸引していきます。
因みにエアコンはフィルターを外して掃除するだけなので割愛します。
拭き掃除はちょっと待って!破かないで済む障子と網戸の掃除方法
ホコリを取り除くと仕上げで拭き掃除をしたくなると思いますが、まだまだ部屋の中には積もったホコリや漂っているホコリが残っています。
仕上げはもう少し後にして、まずは建具のホコリ掃除を優先させましょう。
障子の組子(内側に組んである桟)に積もったホコリを取る時は慎重にお願いします。
なぜなら貼り替えて数年経過した紙は太陽の光で劣化し脆くなっています。
ちょっと触っただけでも破けやすくなっていますので、この部分の掃除は非常に神経を使ってください。
具体的には叩き(はたき)はNG。
水拭きもダメです、紙に染み込みます。
一番良いのは掃除機の吸い込み口を細いノズルにして、紙に触れないギリギリのラインでホコリを吸い取ります。
自信が無ければ吸い込み口をブラシにしても良いですが、貼り替えて5年以上経っている紙はブラシでも触らないで吸い込みましょう。
掃除機のブラシ
網戸はガラスと同じで外気に触れている部分ですよね。
室内の物と違って排気ガスなどの粉塵がこびりついています。
ただ、窓と違って取り外しができますので、トコトン掃除したい方は外して水をかけ、ブラシやスポンジで丸洗いしてください。
網戸の詳しい取り外し方はこちらを参考にしてください↓
網戸の掃除やメンテナンスってどうやるの?誰でも簡単【網】を長持ちさせるコツ | 東京都北区の畳店 畳の凹み ヘリなし畳は八巻畳店 (yamaki-tatami.com)
大事なことは
網(ネット)を強く押さない
掃除が終わるまで取り付けない
ということです。
強く押すと破ける可能性よりも枠から網が抜けてしまいます。
また、掃除が完了する前にはめ込んでしまうと、せっかく綺麗になった網に再びホコリが付着します。
気を付けてください。
簡単に掃除するなら外さずに付けたまま網の部分だけ掃除します。
水拭きしてもホコリが残るのでスーツのホコリ取りブラシで撫でるか、片面に新聞紙を張り付けてから掃除機で吸ってください。
この場合も換気で開けた窓と同じ位置にして、網戸無しで換気してください。
その2へ続く↓
東京都北区で四代110余年
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