畳の表替えを自分で行うDIYプロジェクトは、初めての方にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
『近隣に依頼できるような畳店がない』とか『どうしても自分の力でDIYして畳を張り替えたい』など、目的は様々ですが今までこのような専門性の高い道具や、畳表などの流通は一般の方にありませんでした。
しかし、当店の通販ページで畳逢着専用器具「かん二郎」や材料の購入を活用することで、素人でも安全性の高い美しい仕上がりの畳替えを目指すことが可能です。
これまでのブログ記事(第1回~第4回)では、プロとの仕上がりの違いや作業時間、安全面などについて詳しく解説してきました。
今回は、それらのポイントを総括し畳の表替えDIYを成功させるための要点を整理してご紹介します。
通販ページはこちら↓
1. プロとの仕上がりの違いと「かん二郎」の効果
プロの畳職人による仕上がりは角の処理や縁の直線性など、細部にわたって美しく整っています。
一方DIYでは初めての作業であるため、最初は仕上がりに差が出ることもあります。
しかし「かん二郎」を使用することで、以下のような効果が期待できます。
縁のラインが真っ直ぐになる
縫い目が均一になり、よれや浮きが出にくい
最初の1〜2枚で慣れれば、角の処理もきれいに仕上がる
「かん二郎」は、畳縁を簡単・確実に縫い留めるための専用器具で、縫い針に糸を通すだけで素人でも真っ直ぐ糸にテンションをかけて縫えるよう工夫されています。

かん二郎
2. 作業時間の目安と効率的な進め方
畳の表替え作業にかかる時間は作業経験や環境によって異なりますが、以下が一般的な目安です。
初心者:約2~3時間(1枚あたり)
慣れてきた方:約1~2時間(1枚あたり)
経験者:約45分~1時間(1枚あたり)
効率的に作業を進めるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
作業スペースの確保:広めの作業スペースを確保し、畳の取り扱いや道具の配置がスムーズになるようにします。
必要な道具の準備:事前に必要な道具を揃えておくことで、作業中に道具を探す手間が省け、作業効率が向上します。
作業手順の確認:作業手順を事前に確認し流れを把握しておくことで、スムーズに作業が進みます。
作業の分担:複数人で作業を行う場合は、作業を分担することで効率的に進めることができます。

3. 安全面での注意点
DIYで畳の表替えを行う際は安全対策と注意点をしっかりと把握し、作業を進めることが重要です。
作業前の準備と確認:作業スペースの確保、道具の点検、作業手順の確認を行います。
作業中の注意点:手袋の着用、力の加減、休憩の取り方に注意します。
作業後の確認と片付け:道具の清掃と保管、作業スペースの清掃、仕上がりの確認を行います。
「かん二郎」は畳針に比べて安全に使用できるため、初心者でも安心して作業を行うことができます。

女性でも縫える
作業手順の動画はこちら↓
4. 必要な道具と通販の活用
畳の表替えDIYを成功させるためには、適切な道具の準備が欠かせません。
かん二郎本体
畳表
畳縁
縁下紙
縫い糸
上敷き鋲
タッカー(仮止め用)
縁引き(角を作る際に使用)
これらの道具は一部DIYホームセンターなどでも揃いますし、八巻畳工業の通販サイトでもセット販売を行っています。
5. まとめ
畳の表替えをDIYで行うことは初めての方にとっては挑戦かもしれません。
しかし「かん二郎」を活用することで、素人でも安全に美しい仕上がりを目指すことが可能です。
作業時間や安全面に注意し必要な道具を揃えて取り組むことで、畳替えのDIYは決して畳職人だけのもではなくなります。
今まで素人が畳替えなんかできる訳がない!と思っていた方でも、ぜひ、これまでのブログ記事を参考に、畳の表替えDIYに挑戦してみてください。
素人でもできる畳替え作業工程の動画や、道具・材料の購入方法はこちら↓
その1