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コロナ禍以降、外国人旅行者が大勢戻ってきた東京ですが、大人数で宿泊する際にホテルよりも民泊施設を利用する訪日外国人が増えています。
今回は近所にあるマンションの1部屋を民泊施設として貸し出しているオーナー様からのご依頼で、洋間を和室に改造して訪日外国人の利用客を増やしたいというご相談でした。
最初は畳だけでしたが、掃き出し窓に障子を入れることにより、一層和室感が出るというご提案をさせていただき、窓枠に鴨居(かもい)と敷居(しきい)を取り付け、障子も新調させていただきました。
元洋間に置き畳と障子
不特定多数の旅行客が泊まるならメンテナンスが楽な樹脂製畳表がお勧め
民泊施設では多くの旅行客が出入りするため、耐久性とメンテナンス性が重要です。
そこでおすすめなのが樹脂製の畳表『セキスイMIGUSAグリーン』です。
樹脂製畳表は安価な藺草(いぐさ)製畳表と比べて耐久性が高く、水や汚れに強いという特徴があります。
また掃除も簡単で、日々のメンテナンスが楽になります。
樹脂製畳表は見た目も本物の畳に近く、和の雰囲気を損なうことなく実用性を兼ね備えています。
外国人旅行客に日本の伝統的な和室の魅力を感じてもらいながら、オーナーの方々の負担を軽減することができるのです。
フローリングに置き畳施工例
普通の窓に障子を作って入れることなんて可能?敷居と鴨居もお任せください
既存の洋室窓に障子を設置することは十分に可能です。
窓枠に鴨居と敷居を取り付けることで、障子をスムーズに開閉できる和室らしい空間を作り出すことができます。
鴨居と敷居の取り付けは専門的な技術が必要ですが、当店では自社施工することで美しく機能的な和室空間を実現できます。
障子を設置することで柔らかな光が部屋に差し込み、より落ち着いた和の雰囲気を演出することができます。
また、外国人旅行者が部屋を決める際に「これぞ和室!」と思えるような、和柄や写真のプリントをしてある障子紙もご提案できますので、お気軽にご相談ください。
普通の窓枠下側
敷居を新設
普通の窓枠上側
鴨居を新設
新調した障子
障子はすぐに破けるからメンテナンスが大変!いいえ、破けにくい紙やプラスチック製まであります
従来の和紙製の障子は確かに破れやすいという欠点がありましたが、現代では破れにくい素材の障子が多数開発されています。
例えば、レーヨンを配合した強化紙や、紙をプラスチックで挟み込んだ障子紙があり、これらは従来の障子よりも耐久性が高く、メンテナンスの手間を大幅に軽減できます。
プラスチック製の障子は水に強く、掃除も簡単です。
色・柄も選べるプラスチック障子紙のワーロンシート詳細↓
普通の障子紙だと利用者に汚されたり破かれてしまうかも・・・
また、強化紙製の障子は通常の和紙よりも丈夫で破れにくいながら、室内の空気を吸放出する紙特有の風合いを保っています。
これらの新素材を使用することで和室の美しさを保ちつつ、民泊施設としての実用性も確保できるのです。
洋間を和室に改造することで訪日外国人に日本の伝統的な空間を体験してもらえるだけでなく、民泊施設としての魅力も高めることができます。
畳、障子、鴨居、敷居といった和の要素を取り入れることで他の民泊施設との差別化を図り、より多くの利用客を呼び込むことが可能になると私はご提案させていただいております。
当店では、お客様のニーズに合わせて最適な和室改造プランをご提案いたします。
和の伝統と現代の技術を融合させた魅力的で機能的な民泊空間づくりをサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。