Table of Contents
賃貸物件の和室が古臭く感じられることから、新しい入居者を引き寄せるためにフローリングの洋間へのリフォームが一般的です。
しかし畳の上での生活を求める人々も存在し、和室の魅力を再発見し新たな解決策を提供するのが今回ご紹介する『縁無し畳』です。
この畳は和室の伝統的な美しさを保ちつつ、洋室のような現代的な雰囲気をも併せ持ちます。
縁無し畳って琉球畳でしょ?似て非なる間違った畳の常識、知らないと恥をかくかも
縁無し畳と琉球畳は畳としての機能は似ていますが、その製造方法や用途には大きな違いがあります。
琉球畳は七島藺(しちとうい)と呼ばれる三角形の茎のイ草を縦に半分に割き、丸まった状態で織り上げた「琉球表」という畳表を使用しています。
このため畳縁があってもなくても「琉球畳」と呼ばれ、その丈夫さとささくれにくい特性から昔から使用頻度の高い場所に敷かれることが多かったです。
一方、縁無し畳は七島藺以外の様々な素材を使用し、縁が無いスタイルが特徴です。
モダンなインテリアに適したカラーやデザインで、より洋室に馴染みやすいという利点があります。
和室なのに市松模様で洋間っぽい!しかし実は1色の畳表しか使用してないって知ってました?
市松模様の畳は一つの畳内で色の異なる畳表を使用しているわけではなく、畳を敷き詰める際に半畳の向きを90度変えることで光の加減により模様を作り出しています。
この技術により一色の畳表だけで多様なデザインを実現し、和室でありながら洋室のようなスタイリッシュな空間を提供します。
和室の温もりを保ちつつ現代的なインテリアとも調和するため、賃貸物件に新しい魅力をもたらすことができます。
SEKISUI MIGUSAチャコール一色
気になる樹脂製縁無し畳の素材によるメリット・デメリットとメンテナンス
樹脂製の縁無し畳は水や汚れに強く耐久性に優れているため、メンテナンスが容易であるという大きなメリットがあります。
さらに、天然藺草(いぐさ)と異なり日焼けしにくい特性も持っています。
これにより色あせの心配が少なく、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
一方で天然藺草製の畳も持つ独特の風合いや香りは、自然素材ならではの癒しを提供します。
どちらの素材を選ぶかは、その物件の使用状況や目指す室内の雰囲気によって異なります。
オーナー様で和室賃貸物件の入居率が低いとお悩みの方は是非、縁無し畳を採用してみてください。
東京都北区近郊であれば多種多様なカタログを持参してお見積りにお伺いいたします。
お問い合わせは欄外にあるLINE公式が便利ですのでご活用ください。