賃貸物件の退去後、畳を新しくしたいと考える大家さんやオーナーさんは少なくないでしょう。

近所に畳店があれば簡単に解決できるかもしれませんが、畳店の場所がわからない、依頼方法が不明、または費用がどのくらいかかるか心配だという方も多いのではないでしょうか?

プロのリフォーム業者や不動産屋さんでも、「長年依頼していた畳店が廃業してしまった」というご相談をよくいただきます。

このような賃貸物件や空き室の畳替えは、一般家庭とは異なるニーズがあります。

特に価格面では、安価であることが重要です。

今回は、大家さんや業者の方々に向けて、一般住宅と賃貸物件の畳替えの違いについて解説し、最適な業者選びのポイントをお伝えします。

 

 

 

賃貸物件や空き室の畳替えで業者選びに迷ったら価格か納期で判断するしかない

賃貸物件の畳替えを依頼する際、業者選びで迷うことも多いでしょう。

特に安売り業者に依頼するとルート配送が基本となるため、自分の希望する日程で引き取りや納品をしてもらえないことがあります。

これに対して町場の畳店では融通が利き、大家さんやオーナーさんのスケジュールに合わせた対応が可能ですが、価格が少しだけ高いというデメリットがあります。

 

メリット・デメリット比較

安売り業者

メリット: 価格が安い
デメリット: 引き取り・納品の日程が業者のルート配送に依存するため融通が利かない

 

町場の畳店

メリット: 日程調整が可能で融通が利く
デメリット: 価格が少し高い

 

 

一般家庭と賃貸物件の畳替えで値段が違うのには明確な理由があった!

一般家庭と賃貸物件の畳替えには、それぞれ異なるニーズと条件があります。

一般家庭では畳替えは即日納品であったり家具の移動が無料で提供されることが多いですが、その分価格が高くなります。

一方、賃貸物件の場合、畳店が好きなタイミングで畳を引き取り、納品までのスパンがあるためコストを抑えることができます。

さらに空き室の賃貸物件には家具がないため家具の移動労力がかからず、結果として安価に畳替えができるのです。

 

一般家庭

メリット: 即日納品、家具の移動が無料
デメリット: 価格が高い

 

賃貸物件

メリット: 引き取り・納品のタイミングが畳店次第でコストが抑えられる、家具がないため安価
デメリット: 納品までのスパンがある

家具の移動には2人いないといけない

 

 

安価な畳替えを求めて依頼したら、結果的に高い買い物になってしまうカラクリとは

安売り業者に依頼する際、一見安価に見えることがありますが実は隠れたコストが存在することがあります。

例えば、2階以上の部屋の場合、割増料金がかかることがあります。

また、畳がそれほど劣化していないにもかかわらず、業者によっては新調を無理に進めてくることもあるでしょう。

さらに納期を指定すると別料金がかかることがあるため、結果的に高い買い物になってしまう可能性があります。

 

安売り業者の注意点

2階以上の部屋は割増料金がかかることがある

畳があまり劣化していなくても新調を進められる

納期指定の場合、別料金が発生する

 

これらの点を踏まえて、業者選びを慎重に行うことが重要です。価格だけでなく、サービス内容や対応の柔軟さも考慮して選ぶことで、満足のいく畳替えを実現しましょう。

 

 

まとめ

畳店によって価格は違いますが、当店では表替え(国産)をした場合のコストは1畳5,500円(税抜き)です。

※2024年5月現在

賃貸物件などの空き室では仕入れ値の安い中国産を使用する畳店がほとんどですが、当店は国産畳専門店ですため安価な畳替えでも熊本県産を使用しています。

ここ数年、他店に比べて少し価格が高い当店でも、大家さんやリフォーム業者さんからの依頼が増えてきている背景として「安かろう悪かろう」があるように感じている理由に、安い畳業者ほど以下のような点をよく聞きます。

 

・畳の下を掃除しない

・通路に落ちたホコリやゴミを掃除しない

・納期を守らない

・態度が横柄

・畳に段差があっても直さない

・隙間が多くあっても直さない

・予想よりも高い請求が来た

丁寧な職人は高さ調整にゴザの切れ端を入れる

 

床下の掃除をしてもらっていますか?

 

このように価格だけで業者を選び、失敗して当店にご依頼いただくことが増えています。

東京都北区近郊であれば当店へ。

そうでなければ問い合わせ時にしっかり上記の確認をして、信頼できる畳業者にご依頼ください。

当店へのお問い合わせは電話かLINE公式が便利です。