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初めて畳替えをしようとする方も、久しぶりに畳替えをしようとする方も、気になるのは畳のお値段(価格)だと思います。
ネットで調べて大体の価格が分かっていても、実際に施工すると余計にお金が掛かるのではないか?
そんな不安はどなたにでもあると思います。
そんな時にありがたいサービスが【下見・見積もり】ですよね。
今回は下見や見積もりに来てもらうにあたり、料金が発生するのかどうか?気を付けておくべきことは何のか?について解説していきます。
畳の単価以外に料金が発生するかどうかをまとめた記事は下記をご参照ください。
畳の見積もりに来てもらいたい!でも料金は?気になる価格とその理由
最初から結論を言いますと、ほとんどの場合が下見・見積もりは【無料】です。
では【有料】の場合はどんな時でしょう?
お店によって微妙に違いますが、当店の場合を例にとってみます。
【有料の場合】
・畳店から隣接区を超えた距離にあるお宅への訪問
これは遠方の場合、時間と交通費が掛かる関係で請求する畳店が多いですが、施工に結びつけば無料になる場合が多いです。
当店も施工契約をしていただければ無料でお伺いします。
・他社との相見積もりの場合
こちらも業者によって意見が分かれるのですが、基本的に相見積もりでも無料の畳店がほとんどです。
当店のように国産専門店ですと中国産を使用した畳店には価格で勝ち目がありませんので、お客様が「とにかく安ければ安いほど良い!」という場合、見積もりの時間も経費も無駄になるので有料とすることがあります。
市区町村の施設での相見積もりなどが良い例で、相見積もりが無いと発注できないなどの理由から呼び出される事が多く、申し訳ないのですが有料で対応させていただいています。
しかし基本的には相見積もりであろうと無料ですからご安心ください。
・かなり変形した特殊な畳や和室である
あまりありませんが三角形や円形の畳を納品しなければならない現場や、一般的な畳とはかけ離れたサイズなどは、自店だけでは対応できずに協力店に見積もりを依頼する事があります。
その場合、遠方から協力店に来てもらわなければならないので見積もり料が掛かるという訳です。
こればかりは写真や動画では判断できないので、お伺いして実物を見る必要があります。
一社では不安なので畳の相見積もりを取りたい、でも気を付けなきゃ逆に損するかも・・・
畳の価格というのは『大手格安チェーン店』から『地元の個人商店』まで様々に違いますよね。
お客様が見落としがちな点として、まず【畳1枚いくら?】から広告を見てしまう事ではないでしょうか。
大まかに分けて一言で【畳替え】と言っても3種類の施工パターンがあり、全て金額が違います。
また、中国産・国産・樹脂製・和紙製といった括りで同じ金額だと思いがちですが、品質や製品によって価格帯はバラバラなので同じカタログの違う製品を依頼したら値段が全然違うということも良くあります。
さらに同じ製品を施工依頼した場合に大きく違うのは【技術料】です。
こればかりは事前に確かめるのは困難なのですが、例えば国家資格を持っている一級技能士とアルバイトが作った畳では仕上がりが違うというのは、さすがに依頼前でも分かると思います。
大手チェーン店と地元の畳店で価格差が大きいのはこの辺の違いです。
安く済んだけど「なんだこりゃ?」っとならぬように、まずは地元の畳店に見積もり依頼をすることをお勧めします。
畳屋が見積もりに来る!前もって準備しておくことって何かあっる?
見積もりにお伺いする際、お客様からよく言われるのが「散らかっているけど大丈夫?」というご質問です。
基本的には畳の具合が分かれば良いので散らかっていても問題ありません。
畳が見えないほど家具や荷物がある場合はご相談ください。
出来れば1枚だけ畳を引き上げさせていただき、畳本体の状態や床下の状況を確認させてもらえると助かります。
その時は少し持ち上げてすぐに元の状態に戻しますので、1畳程度見れれば十分です。
気を付けていただきたいのは大手安売りチェーン店の見積もりでは「今すぐ持ち帰ればこの価格です」とか、いきなりマジックで畳の具合を書き込んで持ち帰ろうとする事例ですね。
そうなってしまうと断り難くなりますので必ず「家族と話し合ってからご連絡します」と言って、すぐに持ち帰られないようにしてください。
そうしないと相見積もりも出来ませんもんね。