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JR東海の『そうだ京都、行こう。』という春バージョンのCMで寺院の畳から花が咲き誇る映像をご存じでしょうか?
【WEB動画】2022年 春 「花咲く京都」篇 そうだ 京都、行こう。 – YouTube
JR東海そうだ京都、行こう。CM
春の特別拝観【花咲く京都】では4つのお寺にて越智康貴さんが監修した『花の間』を開放し、春を感じる演出をご覧いただくことができます。
今回その花が咲き乱れる畳を当店で施工させていただきました。
期間中どなたでも拝観できますので是非、京都へ行って今しか見ることの出来ない景色をお楽しみください。
※拝観料はお客様ご自身でのご負担となります
御寺泉涌寺 別院 雲龍院
西国薬師霊場 第四十番札所 真言宗 泉涌寺派 別格本山 雲龍院
泉涌寺の山内の一番奥、別院の雲龍院。
南北朝時代の北朝第四代天皇、後光厳天皇の勅願で作られたお寺で、
真言宗泉涌寺派の別格本山とされています。
御本尊は本堂龍華殿に安置されている薬師三尊像で、
西国薬師霊場四十番札所です。
ホームページより
悟りの窓がある花の間を眺めることのできる期間
2022年3/30(水)〜4/24(日)
拝観できる時間
【昼間拝観】午前9時00分〜午後4時30分(閉門は午後5時00分)
【夜間拝観】午後6時00分〜午後8時30分(閉門は午後9時)
※4月上旬から1週間程度 雲龍院春の特別拝観・夜間ライトアップ
※志納 400円 ※雲龍院境内拝観は本山泉涌寺拝観料とは別途料金となります
住所と連絡先
〒605-0977 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
TEL 075-541-3916
他の寺院と期間
- 隨心院:4/22(金)~5/22(日)
- 妙満寺:5/13(金)〜6/5(日)
花の間公開終了寺院
雲龍院の畳仕様
花の間は既存の畳に花を活ける訳にはいきませんので、東京から京都へ通って採寸し、東京へ戻り畳の製作をしました。
既存の畳や間付きの和室は樹脂製の畳表が張ってありましたので、同じメーカーの同じ品番を使用させていただきました。
こちらの畳は高麗紋縁の白中紋が付いています。
紋縁というのは大柄の丸模様が特徴で、この部屋のように畳の向きが異なる敷き方の場合は畳同士が合わさる場所で、その〇紋が綺麗に並ぶように製作することが重要です。
これは言うほど簡単な作業ではなく、地元東京の寺院であれば『紋合わせ』という畳の寸法を割り出した後に紋縁を実際に並べて両端に〇紋が綺麗に出るように配置したり、直角に合わさる隣り合った畳の紋と合うように現場作業をすることもあります。
しかし今回は出張仕事で製造は東京で行ったため、正確な位置に〇紋が合うのか敷き込むまで本当にドキドキしました。
結果、綺麗に揃いましたので、また違った側面からじっくりと拝観して欲しいと思います。
他の2寺院につきましては公開後に投稿させていただきます。
東京都北区で四代110余年
有限会社八巻畳工業
03-3917-9827