最近では『いかにも和室』を避け、洋風の襖柄を選ぶお客様が増えてきました。

一般的には無地であれば和洋折中でも、ちょっと変わった洋風の柄は無いのか?とお思いのあなた。

襖紙の柄は数年に一度リメイクされる度にどんどん洋風化しています。

「こんな柄あるの!?」と驚くこと間違い無しですから、今回の記事を参考にしてください。

 

 

壁紙を使って洋風に和モダンリメイクしちゃう

手っ取り早いのは襖紙を使用せず、壁紙(クロス)を貼っちゃうことでしょう。

既存の壁紙に近いクロス生地を貼れば壁と一体化して『いかにも襖』ということを避けられます。

柄が無い生地を選べば部屋が広く見えますからスッキリとする効果も。

デメリットとしては片面クロスで片面襖紙の場合、紙の伸縮具合が違うので襖自体が反ってしまう可能性があります。

丈が長ければ長いほど反りやすく、開け閉めでぶつかってしまうことも。

また、クロスは規格が決まっていますから幅広の襖には対応していません。

概ね90cm以内の幅とお考えください。

 

一般的なクロス

 

こんな柄もある

 

 

無地(総模様)なのに多彩な種類の襖紙で洋風リメイク

一言で無地と言っても「何の違いが?」と思うほど見本帳には無地が溢れています。

それだけ最近では無地をチョイスする方が多いのだと思います。

 

施工前の無地

 

施工後の無地は明るさが違う

 

特に多いのは糸入りといって襖紙に格子状の糸が張り付けてある丈夫なタイプ。

こちらはほとんど変わり映えしない無地がたくさんあります。

壁紙と同じように部屋が広く見える効果があり、飽きがこないというのも人気の秘訣かもしれません。

 

この無地と

 

この無地と

 

この無地の違いは?

 

 

柄ありでも洋風な襖紙はおしゃれで多彩な種類がある

20年前は考えられなかったような、おしゃれな襖紙が多種類あるのをご存じだっただろうか?

一言で洋風と言っても花柄が一般的ですよね。

最近の襖紙は花柄が特に多く、和風では桜と思いきや『桜』も洋風に合う柄が出てきました。

『腰柄』と言って普通は下の方に柄が来る場合が多いのですが、なんとこの襖紙は上に桜が舞っています。

 

上に桜がある

 

腰柄でもピンクをモチーフとした襖紙は『和室!』という感じではなく、洋風の壁紙に近い印象を醸し出せます。

 

かわいい

 

他にも『総模様で柄入り』や『和のテイストを残しつつ洋風の柄』も。

 

かっこいい

 

 

注意点

襖紙の柄は驚くほどたくさんあります。

しかし紙の種類によっては価格が違います。

施工業者にお願いして、多くの見本の中から自分が『これだ!』と思う柄を選んでみてください。

また、最近のマンションでは窓の開口を大きく取るために{幅広}や{丈長}といった規格外のサイズが多く見受けられます。

そのようなサイズには対応していない柄がほとんどなので、幅は90cm以内、丈は200cm以内を基準としてください。

継ぎ接ぎは出来ないこともありませんが、後々糊の染みが出てきたり剥がれたりといったリスクを伴います。

サイズに不安のある方は見積もり前の問い合わせで聞いてみると良いでしょう。

 

襖は頻繁に張り替える建具ではありませんが、見慣れているだけで相当日焼けして暗くなっています。

張り替えたお客様の第一声は大抵「明るくなった!」なので、部屋の印象を変える一番簡単なリフォームだと思います。

多種類の見本帳を持参しますので、軽い気持ちでお問い合わせください。

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社 八巻畳工業