もし今、この記事を読んでいる方で『畳のある和室をリフォームしてフローリングにしたい』と思っていたら、最後まで読んでからの決断でも遅くはありません。
あまり知られていませんが最近の研究で畳の効果・効能は凄いことになっています。
今回の記事は【天然藺草(いぐさ)】で出来た畳に焦点を当てました。
「畳のままで良かったー」と思うかもしれませんよ。
フローリングに置き畳
☆天然の藺草による昨今の研究で分かった素晴らしい効能
〇調湿性
藁床(わらどこ)と言って畳の本体部分が藁で出来た畳に藺草の畳表を張ってある場合、部屋の湿度が高い時は畳1畳でコップ約2杯分の水分を吸水し、乾燥した時期にはこの水分を吐き出すため自然の調湿効果があります。
梅雨時、和室に入ると爽やかな感じがするのはこのお陰ですね。
他にも柱や襖、障子も空気中の水分を吸放出しますが畳がダントツに多いです。
〇空気清浄作用
部屋の中にある空気中の有害物質を吸着して分解する能力があります。
ホルムアルデヒドやアンモニアは研究データが立証しています。
〇抗菌効果
水虫で有名な白癬菌やO-157といった食中毒を引き起こす菌で実験したところ、天然の抗菌作用があり菌の繁殖を抑える効果がありました。
〇吸音効果
フローリングに比べて畳は弾力があるので足音は勿論、部屋で出た音を吸音し響きにくい性質があります。
〇学習能力の向上
畳のある和室と無いフローリングの部屋で勉強をした場合、藺草に含まれるフィトンチッドやバニリンという香り成分が森林浴と同じような効果を発揮し、畳のある和室で勉強した子供の学習能力が向上したという研究結果があります。
上記のデータなどは{全国い産業連携協議会}さんの「畳の魅力」から参照しました。
やっぱり畳、良い効果・効能がたくさんありましたね。
昔から日本人は生活の一部に必ず畳がありました。
靴を脱いで家に上がる文化や四季があるなど、日本の風土と生活に合っていたのだと思います。
長寿国でもある日本。
畳のお陰かもしれませんよ?
東京都北区で四代110余年
有限会社 八巻畳工業