まずは畳とダニの関係についてです。

実はダニが一番多く住んでいるのは{枕}{布団}{ぬいぐるみ}の順番です。

既存の畳の芯材部分が藁(わら)製の場合、そのダニが潜り込むことがあります。

ただ、基本的には畳から大量に発生するという事はあまりありません。

 

ダニの発生メカニズムはまず{高温}{高湿度}{栄養}の3点です。

 

すぐできる対処法として

・掃除機をこまめにかける

畳にダニがいる場合、糞や死骸、人間のフケなどの皮脂が餌になりますので吸い取ります。

 

・布団と枕とぬいぐるみを干す

天日だけでは確実ではありませんが、定期的に干す事でダニを減らせます。

布団乾燥機などがあれば尚良いと思います。

 

・適度な換気やエアコンによる除湿

晴れた日は窓を開け換気し、部屋の湿度を下げてください。

エアコンのドライも効果的です。

梅雨時に和室を閉め切るとダニだけではなくカビも生えます。

洗濯物の部屋干しは特にご注意ください。

 

・ダニは必ずどこにでもいると自覚する

人間の居住空間にはフローリングでも必ずダニはいます。

問題は大量発生であり、普通のダニが増える事によりそれを捕食する爪ダニなどが人に噛みつきます。

増やさない事が最大の対策でもあります。

また、ダニと思っていたら他の虫だった・・・、というのも良くあります。

刺された患部が大きく腫れて1週間くらい痒いなどの場合、トコジラミが疑われます。

トコジラミの完全駆除は非常に難しいので、自力で何とかしようと思わず、プロにご相談ください。

 

畳替えで出来る対処法

畳は定期的に張り替える事により、畳自体に溜まったホコリを除去できます。

また畳の下の溜まったホコリは畳を剥がした時にしか掃除ができません。

畳替えのタイミングで床下の掃除をすると効果的です。

 

一番効果のあるダニ対策は畳の張り替えなどの際、畳表(表面のゴザ)と畳の芯材部分(藁など)の間に防虫紙を入れます。

当店ではホウ酸塩を染み込ませた防虫紙を使用していますので、揮発せず人体に全く影響ありません。

この防虫紙を挟み込むことにより、畳にダニは潜り込めない上に、ホウ酸塩が浸透し半永久的に畳にダニは住み着けません。

熱処理という方法もありますが、一度熱で駆除しても和室の環境が変わらないと、またダニは発生してしまいます。

 

具体的には畳替え料金プラス防虫紙代となります。

防虫紙は11,500円からあり、2,500円の防虫紙はメーカーの補償付きです。(税別)

 

いかがだったでしょうか?

ご不明な点、疑問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

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