自治会の仕事で{防火部}に所属している。
先日、井戸からでも水を引いて放水できる小型ポンプの点検を行った。
すると町内で一番気の良いオッサンが怒っていた。
「みんな何やってんだよぉ~、放水の時は濡れちゃうから靴じゃなくて長靴履いてこなきゃ~!!」
少し訛りはあるが、いつもニコニコしてる気の良いオッサンだ。
皆は「ポンプの点検で長靴まで用意しなくてもねぇ~」みたいに軽く流していたが、一人だけ真剣に「そうですよね・・・、すいません・・・・・・」と反省するオッサンがいた。
いかにも弱々しい感じのオッサンである
「よーーーし!じゃあちょっとやってみな!!」
と気の良いオッサンが言うなり、弱々しいオッサンにホースの先を持たせた。
「しっかり持ってよぉ~~~!そんでノズルを捻れば水がでっからなぁ~~~」
気の良いオッサンが大きな声で指示するが、弱々しいオッサンは良く分かっていない・・・。
すると。。。
「えっ!?えええ?????」っと言いながら水圧に耐え、何とか構える弱々しいオッサン。
でも抑え切れてはいない☆
するとなぜか放水は少し離れた気の良いオッサンの股間へ・・・。
次の瞬間!
気の良いオッサンの顔付きが変わった!!
股間直撃の放水を避けるため、気の良いオッサンは右に左へと素早く反復横跳び!
それはまるで残像が見えるが如きスピードであった。
しかし弱々しいオッサンが持つホースの水流は、右に左に素早く避けようとするオッサンの股間を直撃し続けるのである!!
一瞬のようで地獄のように長い寸劇を目の当たりにし、ポンプ本体で放水停止すれば良いじゃん!って気付いた偉い人によってオッサンの股間は救われた。
弱々しいオッサンに悪気は全く無い。
でもこのオッサンも良い人なんだろう、すかさず謝りに駆け付ける。
これで全てが丸く収まるかと思いきや違った。
あの気の良いオッサンが珍しく怒ったのだ。
いつも笑顔で誰にでも優しい顔しか見ていない私には衝撃的なシーンでもあった。
あまりの怒り具合に、弱々しいオッサンが死ぬんじゃないか?って勢いで反省した。
そしたら気の良いオッサンも急に我に返ったようだ。
「お・・・、おう・・・・・・」
とか言ってた。
文字通り「ザバーーーーーーーー」ってなるくらい水が溜まっていたという・・・。
誰も悪くない。
放水がタマタマ股間を直撃し続けただけである。
東京北区で四代110余年 (有)八巻畳工業
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