時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが、賃貸物件における和室からフローリングへというリフォームは体感で8~9割程度あると思います。 私が畳屋だからという事もありますが『和室は古臭い』とか『フローリングの方がお洒落』という現代の風潮には「本当にそうなのか?」という疑問符が常に付きまといます…
私が10年ほど前から私が参加させていただいている【TTMクラブ】では年に1~2回有職畳の実技研修合宿が開かれています。 会場は毎回違いますが講師である奈良県の浜田畳店さんの元に、全国から30名近くの若手からベテランまで畳屋が集まり、2泊3日で寺社仏閣で使用される畳を手縫い仕上げします。 …
寺院や神社などの和室に間仕切りとして使用される【襖(ふすま)】には、掛け軸のように書画が貼り付けてあることがあります。 通常の襖であれば本紙(襖紙のこと)を剥がして新たに張り替えるだけで済むのですが、書画が上から貼られている場合には一度書画のみを剥がして本紙を張り替え、改めて書画を貼る必要があ…
七島藺は【しちとうい・しっとうい】と呼ばれる琉球畳の原料となる植物で、普通の藺草に比べて耐久性が高く昔は柔道の畳に使用されていました。 その七島藺を刈り取るため3年目の大分県の国東市へ向かったレポートです。 今回の記事は最新情報をメインに載せていますが、琉球畳の特徴や価格・七島藺について…
当店には1年に1~2件【最高級の畳替え】を希望されるお客様からの受注があります。 もちろん一言で【最高級】といっても素材や技術だけではなく、納期や仕入れの変動なども大きく影響してきます。 そのため今回はお客様の要望に沿った最高級を、自店の持てる力の全てを使って対応させていただきました。 …
普段目にする機会の少ない畳の下側ですが畳を引き上げると「あれ?初めて見たけど、うちの床板こんなになってるの!?」と驚く方が多いと思います。 建築様式によって様々な床材が使用されていますので、シリーズでその構造と掃除の仕方、出やすい害虫や通気性について解説していきます。 シリーズ4回目の今…
暑い日が続いていますが皆さんお変わりないでしょうか? 小まめに水分を吸水し適度にエアコンを入れて夏を乗り切るしかないですね。 有限会社 八巻畳工業では夏季休業(お盆休み)を以下の日程で取らせていただきます。 2023/8/11(金)~…
畳をめくって剥がすと煙のような白い粉が舞い、床下に白い粉状の粉末が大量に敷いてあったら驚きますよね。 今回はその粉がどんな物質でどのように除去したら良いのか。 また、危険性や床下の虫についてなど解説していきます。 畳の下に白い粉 …
霞が関にある農林水産省の1F玄関ロビーには組み立て式の茶室があります。 直射日光の当たる場所ではありませんが畳は経年により退色し、花瓶の水と思われる染みが目立っていました。 そのためご依頼を請け、当店で畳の表替えをさせていただきましたので記事にいたしました。 …
本門仏立宗で日蓮上人が鎮座する畳の原型とも呼ばれる【四天付き御茵(おしとね)】の依頼が兵庫県のお寺様からありました。 一般の方が目にする畳とは全く形状の異なる御茵、実は天皇や神仏が鎮座する座布団として現在でも寺社仏閣に有職畳(ゆうそくたたみ)として受け継がれています。 今回はその御茵(褥…
2025/4/16
畳と暮らし情報局