押入れの襖(ふすま)は裏面が見えません。

おもて面には明るい紙を張りますが、裏面には雲華紙という専用の紙を貼ります。


雲華紙(うんかし)

裏面なので普段目の当たりにすることが少ない雲華紙ですが、破けていないからと言って貼り替えないと不具合が出る場合があります。

おもて面だけを貼ると水分をたっぷり含ませた紙が乾燥によって縮みます。

これにより紙がピーンと貼るのです。

しかし片面だけピーンだと、裏面が引っ張られて襖自体が反ってしまいます。

襖の貼り替えの際は、必ず両面貼りましょう。

また、当店は襖を即日仕上げで納品する様なことはございません。

理由は上記と同じ様に生乾きで納めると、押入れのおもて面は乾燥しすぐに乾き、裏側は乾かないので縮むスピードが変わって反りやすいのです。

長く使う物ですから。

少しお預かりさせていただき、丁寧に仕上げさせていただきたいと思います。

東京北区で四代110余年

(有)八巻畳工業 03-3917-9827

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