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ご家庭で使用する個人の包丁は勿論ですが、給食の調理場や施設などで使用している大量の包丁、どこに研ぎの依頼をして良いか分かりませんよね。
しかし当店であれば専用の研ぎ機を使用して短時間で仕上げることが可能です。
今回は学校の家庭科実習で使用している包丁を研いでほしいとご依頼がありましたので、大量にある包丁の場合はどのようにして預かり研ぐのかを解説していきます。
52本あります
包丁研ぎの基本は当店への持ち込みですが、数が多い場合はご相談ください
ご家庭用の包丁は数本ですのでお持ちいただいています。
しかし今回のように52本ともなると重量は相当ありますよね。
そんな時は気軽にご相談ください。
近隣であれば車で取りにお伺いします。
個人の方はこちらを参照してください↓
包丁の梱包方法はどうすれば良い?持ち込みで知らないと逮捕されるかもしれない【銃刀法違反】とは
法律によって定められている規定に【銃刀法第22条 刀剣類以外の刃物の所持について、業務その他正当な理由による場合を除いて、刃渡り6センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない】とあり、正当な理由(今回であれば刃物研ぎのため)が無ければ【刃渡り6センチメートルをこえる刃物は2年以下の懲役または30万円以下の罰金(同第31条の18第3号)】という罰則があります。
お持ち込みの際は包丁を新聞紙やタオルなどでしっかりと包み、必ずご連絡の上ご持参ください。
包丁が大量にある場合はしっかりした段ボールに入れて並べ、箱の中でなるべく動かないようにしてください。
包丁を受け取りましたら当店で引き換え票をお渡しします。
そして研磨後の包丁は同じように梱包してからお渡しします。
その際に必ず引き換え票をご持参ください。
お得なスタンプカードを持って帰っていただきますと、所持していても包丁研ぎに出したという証明にもなります。
研ぐ前と研いだ後の包丁はどのくらい違う?3段階に分けて研磨する切れ味とは
今回ご依頼いただいた包丁は数年前に業者に依頼して研いでもらったそうなのですが、どの包丁も刃こぼれしギザギザの状態でした。
一番大きい刃こぼれの理由は、包丁自体が薄いこと。
次に以前の業者が鋭角に研ぎすぎて刃先がペラペラだったためです。
元々薄いステンレス包丁を更に鋭角に研いでしまったことにより、少し硬い食材を切ると刃先が薄すぎて包丁が負けてしまう現象があります。
そのため今回はやや鈍角に刃先を付けて長期間、良い切れ味を持続できるように研ぎました。
刃こぼれした包丁
かなり刃がギザギザでしたので、まずは荒砥で刃こぼれしていないところまで研いでいきます。
しかしこの段階ではまだ刃先が滑らかではありません。
続いて仕上げ砥石で研いだ刃先の研磨傷を平らに仕上げます。
包丁を研ぐと必ず【かえり】といって研いだ面の反対側に僅かな反りが出ます。
最後はそのかえりを取るためにバフ(布研磨)をかけて刃先を真っ直ぐにし終了です。
研磨後の包丁
家庭科実習や工場で使用の裁ちバサミもお任せください
包丁研ぎだけではなく当店では裁ちバサミも研げます。
数が大量にある場合でもお気軽にご相談ください。
遠方の方でしたらお問い合わせいただき、十分に日程を確保していただいたうえで郵送してもらっても構いません。
研ぐことのできないハサミもありますので、詳しくはご相談いただけますと幸いに存じます。
東京都北区で四代110余年
有限会社八巻畳工業
03-3917-9827