JR東海の『そうだ京都、行こう。』という春バージョンのCMで寺院の畳から花が咲き誇る映像をご存じでしょうか?

 

【WEB動画】2022年 春 「花咲く京都」篇 そうだ 京都、行こう。 - YouTube

JR東海そうだ京都、行こう。CM

 

春の特別拝観【花咲く京都】では4つのお寺にて越智康貴さんが監修した『花の間』を開放し、春を感じる演出をご覧いただくことができます。

 

今回その花が咲き乱れる畳を当店で施工させていただきました。

期間中どなたでも拝観できますので是非、京都へ行って今しか見ることの出来ない景色をお楽しみください。

※拝観料はお客様ご自身でのご負担となります

 

 

光明院 臨済宗東福寺派 大本山東福寺塔頭

室町初頭の1391年(明徳二年)、
東福寺の塔頭として金山明昶によって創建される。
山門より入ってすぐの、前庭である雲嶺庭には
勝負の守護神「摩利支尊天」が鎮座する。
「虹の苔寺」の異名をとり、苔と砂の見事な調和を見せる主庭、
「波心庭」は、昭和の作庭家・重森三玲の手になる枯山水庭園で、
東福寺方丈庭園とともに昭和十四年につくられた。
方丈庭とは趣を異にする平安式の州浜型庭園である波心庭は、
寺号の光明にちなみ、
大海を表す白砂に浮かぶ三尊石組を基点に、立石が斜線状に並ぶ。
その背後のサツキ、ツツジは大刈込としてダイナミックな雲紋を与えられ、
さらに視線をあげれば茶亭「蘿月庵」の佇まいが目に入る。
禅語「無雲生嶺上 有月落波心」(雲ハ嶺上ニ生ズルコトナク、
月ハ波心ニ落ツルコト有リ)を由来とする蘿月庵は、 昭和三十ニ年の建築。
窓、壁、障子に月のモチーフを抱き、波心の庭から眺めることで
東の空に昇る月を愉しむ仕掛けになっている。
先の摩利支尊天はまた、月に乗る姿で描かれることもあるといい、
寺号である光明から蘿月庵まで一貫した、精緻で巧みなしつらえが
佳景と心の和みをもたらす。
煩悩をしりぞければ、月(仏心)が波に映る。

ホームページより

 

 

 

 

 

花の間から波心庭を眺めることのできる期間

2022年3/18(金)〜4/3(日)

 

 

拝観できる時間

通年 午前7時ごろ〜日没ごろ迄(季節により変動)

※志納 300円程度

 

 

住所と連絡先

京都市東山区本町15丁目809

075-561-7317

 

 

他の寺院と期間

  • 泉涌寺 雲龍院:3/30(水)〜4/24(日)
  • 隨心院:4/22(金)~5/22(日)
  • 妙満寺:5/13(金)〜6/5(日)

 

 

光明院の畳仕様

花の間は既存の畳に花を活ける訳にはいきませんので、東京から京都へ通って採寸し、東京へ戻り畳の製作をしました。

既存の畳や間付き和室の畳は日焼けしていますので、出来るだけその畳表の色に近い樹脂製の畳表を使用させていただきました。

こちらの和室は純綿の茶縁が付いています。

敷居の高さがバラバラでしたので、畳の下にゴザを敷いて段差を解消する作業のため、納品でもう一度お伺いさせていただきました。

 

他の3寺院につきましては公開後に投稿させていただきます。

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社八巻畳工業

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