「畳の事なんて良く分からないし、畳屋なんてどこでも同じだろ?」って、私が畳屋でなければ絶対に思います。

ではどうして畳店によって価格が違ったり取扱商品が違うのでしょうか?

時々新聞折り込み広告で『激安!畳替え2,700円』とかありますよね。

その金額が本当に安いのか高いのか?

 

正解は【高い】です。

 

気になった方は最後まで読んでいただけると幸いに存じます。

※東京都以外にお住まいの方も参考になるようにポイントを押さえてますのでご参照ください

 

 

荒川区西日暮里 森田畳店

創業1934年、90年近く続く老舗の畳店さん。

実は当店の初代である曽祖父のお弟子さんのお店でもあります。

現在は親子と職人さんの3人体制で営業しており、息子さんは畳店の中でも自社サイトをかなり早い時期から運営していた業界のパイオニア的存在の方です。

一般的には畳が減り続け、当たり前のように畳店の仕事も激減している現状の中、森田畳店さんでは他に類を見ない独特な方法で売り上げを伸ばしています。

今回は普通の畳屋さんでは考えられないような、森田畳店独自の取り組みついてご紹介していきたいと思います。

 

森田畳店さん

 

 

映画007ノー・タイム・トゥ・ダイに森田畳店の畳が112枚出演の快挙

誰もが知っている映画007の最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主人公が座る座敷の畳を森田畳店さんが作成し輸出したのはTVやネットニュースでも取り上げられ有名な話です。

知り合いの畳屋さんがマスコミに取り上げられ嬉しくて鼻息が荒くなる私ですが、実は森田さん畳の海外輸出歴が半端じゃありません。

ずいぶん昔から畳を海外に輸出しており【パリコレ】に畳を300枚も輸出した実績も!

世界のトップモデルが畳の上をランウェイとして歩いたなんて、日本人として本当に誇らしく思います。

 

地図 お店への行き方

 

 

海外で高評価の『TATAMI』を日本から輸出すれば儲かるじゃないか?

近年、日本では下火の畳文化ですが、実は海外で驚くほど売れています。

中国では富裕層がショールームへ行き『和室』という空間ごと購入します。

簡単に説明すると日本ではパーツごとに選んでカスタマイズした間取りを設計建築しますが、中国では和室という出来上がった空間を購入し、そのままマンションなどの一室にはめ込む形で建設・内装しているのです。

中国にも畳屋は多くあり、畳表も中国産が日本の国産より圧倒的に多い中、日本からわざわざ畳を輸入しませんよね。

 

台湾ではまた少し違った畳の販売方法が取られています。

戦時中、日本に統治されていた時代には300軒ほど畳屋があったという台湾。

現在では30軒程度と聞いています。

こちらの畳屋さんでは主に『置き畳』が畳として商品になっており、新幹線で採寸して自店で製造、出来上がった畳は郵送で送るというのが主流のようです。

台湾でも畳床(畳の芯材)を製造していますので、こちらも日本からの製品としての畳は輸出しても意味がありません。

 

台湾の畳屋さん

 

ところが欧米は違います。

畳屋さんはありませんし和室の需要もアニメを通して年々増してきています。

では日本の畳店は海外向けに畳を輸出したら儲かるのではないか?そう思いませんでした??

実は欧米に輸出されるほとんどの畳は中国が製造販売・輸出をしています。

昔は国内の畳需要だけで食べていけたので、ほとんどの畳店では輸出なんて面倒なことは考えていなかった事実があります。

フランスではアニメの影響で布団が流行しましたが、自宅で靴を履く文化では布団の下に畳が必要ということもあり、フランスの布団店が中国産の畳を販売しているという日本人としては歯痒い現象が起きているのです。

 

 

日本の畳店が諦めた海外輸出を本物の日本産として森田畳店がやってのけた偉業とは

そんな中、孤軍奮闘して誰もやろうとしなかった海外輸出を地道にやり続けた畳屋が森田畳店さんです。

現在では英語やフランス語のサイトまで作り、本家本元の日本産畳を必要とする海外のユーザーに輸出を行うプロ中のプロ。

その凄い畳屋さんがなんと当たり前のように近隣の畳も施工してくれる。

しかもホームページを見ていただきたいのですが『天然藺草(いぐさ)』から『樹脂』『和紙』は当たり前で畳床(芯材部分)の種類によって細かく値段が明記されています。

安売りチラシの大手チェーン店に依頼し、畳の種類も良く分からないままお任せしたらビックリするくらい高かった!なんてことも普通にあります。

これだけ有名な畳屋さんが明朗会計で施工してくれるのですから依頼しない手はありませんよね。

 

 

畳組合の底力!大広間や施設など100畳~1000畳あってもお任せください

東京都畳工業協同組合に加盟している森田畳店さんでは、自社でこなし切れない量の受注が来ても助けてくれる仲間が大勢います。

組合の荒川支部だけではありませんが数量の多い現場は近隣の畳店で協力し合って仕上げます。

地方では考えられないようなこのシステムも、都内という狭小立地で営業する畳屋独自の文化でして、大型設備を導入しなくても忠臣蔵のように畳職人が集まって一斉に作業してしまします。

 

しかし助け合いの精神って一方通行だと成立しませんよね?

困った畳店があれば無理してでも助けに行く。

そんな森田畳店さんの日頃の行いが良く分かる事例だと思います。

『海外で暮らす親族に畳を送りたい』とか『海外暮らしするのに畳を輸出して欲しい』なんて案件がありましたら、ぜひ森田畳店さんにご依頼ください。

実は当店も海外輸出の依頼が来た際は、森田さんを紹介していたりします☆

 

 

 

 

森田畳店

〒116-0013東京都荒川区西日暮里4-28-9

電話 03-3828-0613

Fax  03-3828-8713

”有機栽培”国産畳表を特別価格でご提供中!東京都荒川区の森田畳店です。 (tatami-mat.net)

畳の輸出はこちらから↓

Our Tatami mat is made-to-measure.We make a tatami mat just for you.We can be adjusted in millimeters the size.This is because, we are tatami craftsmen.We are exporting the Tatami to 53 countries from Japan. (tatami-export.com)

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社 八巻畳工業 03-3917-9827