先日、3回目となる「北区環境大学 家族で体験学習!自然と人とのかかわり」という講座を家政大学さんで行いました。
4歳以上の未就学のお子さんと保護者の方が対象で、畳を通じて暮らしと環境を知ってもらうという内容です。
今年はコロナの影響で応募数が少ないのでは?と心配しておりましたが他のイベントなどが中止のためか、ありがたいことに抽選になるほど応募があったそうです。※実際には一講座の人数を減らしているからという事実もあります
感染防止対策は完璧でした
初めに「畳とは何か?」を未就学児にも分かるように説明し、昔から自然界にある天然素材で作られていることを知ってもらいました。
分かりやすいように「藺草」は「葉っぱの仲間」とか「藁」は「お米の茎と葉っぱ」など、非常に苦労しました。。
小さいお子さんも静かに聞いてくれました
知らないオジサンの話だけでは飽きてしまうので、親子で畳のコースター作りを体験してもらいました。
コロナの影響で自由に千代紙の縁を選んでもらうことはできませんでしたが、子供達は真剣に楽しんで作ってくれたので、一安心でした。
上手に出来ています!
そして畳の作り方や道具の説明をして、最後に畳の効能について話しました。
中でも「畳のある和室で勉強すると学力が向上するという研究結果がある」という説明は、毎回保護者さんがグッと身を乗り出す感じが分かるほど興味深々です。
私の話の後に宮本教授から「家の建築様式がサッシになり、エアコンで温度調整するようになり、世界的に同じ様な作りになる中、風土や気候を考慮した昔ながらの文化が失われるようになると、日本の良い所を子供達が知らぬまま育つ可能性がある」というような話をしてくださりました。※かなり自分なりの解釈です
海外に行って現地の日本好きな人から「日本のこういう文化が好きなんだよ!」と言われた時に、日本人なのにそのこと自体を知らない。ということはよくありますよね。
でも、知らないということを知る機会にはなりますし、知ろうとするきっかけにもなります。
なので私は畳の事で良ければどこへでも行き、どれだけでも語ります。
講座のご依頼、お待ち申し上げます。※最後に必ず営業はしますけど
東京都北区で四代110余年
有限会社 八巻畳工業 03-3917-9827