畳屋ですが襖も障子も網戸も張ります!

と言う訳で畳の原料であるイ草だけでは無く、襖の原料である襖紙の工場へ研修に行きました。
Facebookで襖や障子について勉強している全国的なグループがあるのですが、宮城県・千葉県・東京都・愛知県・広島県・香川県から集まりました。
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一番テカってるのが私です。

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着てる服には「畳」と書いてありますが・・・。

最近当店に襖や障子の貼り替えを依頼される方に多いのですが「どこに頼んで良いか分からない」とか「表具店さん?経師やさん??唐紙屋さん???」など、いざ襖を貼り替えたくても依頼先に困ってる方を多く見受けます。
当店では掛け軸など難しい施工は無理です。
しかし一般的な襖や障子は約30年承っておりますので、本職に負けない技術で綺麗に張り替えます。
お気軽にお問い合わせ下さい。

今回研修させていただいたのは埼玉県草加市にある{菊池ふすま紙}さん。
数多くの襖紙を製造する大きな会社です。

菊池ふすま紙 http://www.fusuma.co.jp/index.html

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印刷方法など、丁寧に教えていただきました。

皆さんが襖と言えばイメージする山水画あるじゃないですか?
あれって最初は手描きでデザインするって知ってました??
さすがにそこは撮影不可だったのですが、デザイナーさんと言うか職人さんが手描きで数枚仕上げます。
その中の一点をメーカーさんがチョイスするらしいのですが「松の木の枝をもっと曲げて下さい」とか言われると、最初から描き直しだそうです!
そうして図案化されたデザインが多くの工程を経て一枚の襖紙に印刷されると知り、何気なくお客様に勧めていた柄も、何だか説明が長くなりそうで怖いですね・・・。


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印刷の元になる版を手掘りしています。




襖って古臭いイメージありませんか?
ところが畳関連業者と同じように、襖の業界も変わりつつあります。
それは客観的に見ると小さな変化かもしれませんが、業界の人間から見れば変わりゆく時代の流れに必死に喰らいつく。見えない所でそんな努力が繰り返されています。
最近の襖紙はモダンな図柄も多く出てきましたし、裾にあるのが当たり前だった柄が上の方にだけあったりと、面白い紙もたくさんあります。
今回勉強した事を活かせるよう私も頑張って提案して行きますよ!

東京北区で四代100余年 (有)八巻畳工業
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