国産畳表の90%以上を占める一大産地は熊本県の八代市です。
今から7年前、私は「畳屋としてイ草の勉強をしたい!」「国産畳専門店で行きたい!」という熱い気持ちで一人の農家さんを訪ねました。
左が吉田さん
2014年に初めて会ったその年の7月、イ草の刈取りを初経験し農家さんの苦労とありがたみを知りました。
初めての藺草刈り
初めてのポット苗
そして10月にはイ草の植付け準備をお手伝いしにまた行きました。
この時は1年の間に5回も東京から吉田さん一家を訪ねています。
自分でもちょっと異常なほど熱が入っていたように感じます。
2014年から続いた年に2回のイ草刈りと植付け準備のお手伝いですが、この後6年連続で通うようになりました。
ところが昨年のコロナ騒動で刈取りも植付けも東京からは行くことが出来ず、吉田さん一家だけで大変苦労を掛けてしまいました。
「今年こそ行くぞ!」と仲間とも盛り上がっていましたが、いつまでも治まる事のないコロナ過でどうして良いのか分からず吉田さんに相談してみました。
私たちが「行きたい!」
吉田家も「よし来い!」
一見問題なさそうですが{東京から行く}というリスクがありました。
ご近所では上京した子供さんの帰省を断っている方がいるのに、我々が手伝いだからと大手を振って熊本入りは出来ません。
なんとか早めにワクチン接種して、10月の植付け準備のお手伝いだけでも行きたいと思っています。
真夏の暑い時期に休みなく早朝3時に起きて刈取り続けるイ草農家さん。
大変な作業ですが無事に乗り切ってください。
東京都北区で四代110余年
有限会社 八巻畳工業