農薬不使用のイ草

2015

15Jan

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世界で唯一無二の畳表（たたみおもて）を作る達人がいる。

誰もしなかった。
いや、誰もできなかった。
もっと言えば、生きている内に出会う事ができた。

このくらい言っても過言ではない、農薬完全不使用の畳表があるのをご存知でしょうか？
こんな事言うと「また大袈裟～！」とか「無農薬の野菜とかあるじゃない？」と言い返されそうですが、イ草栽培で農薬を使わないという事がどれ程のことなのか？
実は自分自身、生産農家の山本一さんに出会うまで知りませんでした。

山本さんの田圃の前で記念撮影

山本さんは温厚な方で常に優しい口調だが、ことイ草栽培となると話しは別だ。
2000年から始めた農薬を使用しないイ草作り。
あまりの過酷さに家族がバラバラになりかけた程だった、と真剣な顔で語ってくれた。
最初の頃は虫や雑草との闘いで品質が安定せず、20年取引があった問屋が購入してくれないなど何度も危機を迎えた。

天候や肥料の関係で株ごと駄目になった例を教えてもらった

イ草は畳表に使用するために長くなければ商品価値がない。
それなのに雑草はイ草を追い越す成長力で伸び、虫達は容赦なくイ草を食べた。
勿論雑草は一本一本手で摘んでいく。

10年目ころからようやく雑草が少なくなり、害虫の被害も減り始めると品質の良い畳表が収穫できるようになった。
しかし栽培の過酷さから年間にわずか1500畳分しか生産ができないと言う。

イ草は2年かけてようやく畳表として販売される

イ草は一般的に畳表として加工され敷物として使われます。
なのになぜ無農薬のイ草が必要なのか？
それは農薬自体の影響が目に見えず、アレルギーや化学物質過敏症などで本当に困っている方がいるからだと私は思います。
直接肌に触れる床材です。
赤ちゃんやペットが舐めても安心・安全の貴重な畳表を山本さんから分けていただく事ができました。

現在は息子さんも手伝われ、一本一本丁寧に織りあげて行く

今回山本さんのご厚意で限定50畳分だけ確保があります。
私も山本さんの活動に少しでも貢献したい！という気持ちを込め、特価にて販売させていただきます。
唯一無二の畳表が安価でお宅に届くのは今だけです。
是非この機会にお問い合わせ下さい。