前回、近隣の方であれば当店へ持ち込みの『包丁・ハサミ研ぎ』をご紹介しました。

その時の記事はこちら↓

東京都北区・隣接区で包丁研ぎ(ハサミ研ぎ)なら ステンレスでも専用砥石を使用してこのお値段 | 東京都北区の畳店 カビに強い畳 ヘリなし畳は八巻畳店 (yamaki-tatami.com)

 

今回は熊本県の藺草農家さんよりよく依頼を請ける【采園鋏】も研げるというご紹介です。

農家の方はこの種類のハサミを使用することが多いと思いますので、是非ご一読ください。

 

采園鋏

 

 

ハサミ研ぎの大きな落とし穴!研いじゃダメって知ってました?

采園鋏に限らずハサミをご自分で研いでいる方もおられますが、ほとんどの方が間違った研ぎ方をしています。

勿論、ハサミは刃物なので研ぐには研ぎます。

でも【ハサミの裏側は研いではいけない!】のです。

ハサミは片刃ですので、2枚の刃が合わさる裏側面(内側)を研ぐと致命的に切れなくなります。

裏側は刃の返り(バリ)を取る程度で基本的に研がないということが非常に重要なのです。

 

裏は研がない

 

 

熊本県の藺草農家さんからハサミ研ぎの依頼で当店に送ってこられる訳

藺草(いぐさ)の栽培では『ポット苗』といって分割した藺草苗を土の入ったポットの穴に植えていく作業があります。

その時に根が長いと邪魔になるのでほんの少しだけ残して、ハサミでカットする作業があるのです。

根には土が付いていますのでハサミの切れ味はすぐに落ちてしまいます。

そのためポット苗のシーズンが終わると農家さんよりハサミ研ぎの依頼で大量の采園鋏が送られてくるという訳です。

 

今年も大量に来た

 

 

気になる采園鋏の研ぎ料金とご依頼方法

送る前に必ず一度ご連絡ください。

本数によっても料金が違いますが、基本的には1本500円(税別)です。

1,000円~2,000円程度で売っていますので高く感じる方もいると思いますが、毎年買い替えたりするよりはお安く切れ味が戻ります。

本数が10本を超えた場合は1本300円(税別)ですのでお得になります。

往復の送料はお客様がご負担ください。

ハサミの種類が違う場合など、詳しくは電話にてお問い合わせください。

 

光って見える所が研いだ刃

 

プロ用のグラインダーで研ぎます

 

 

東京都北区で四代110余年

有限会社八巻畳工業

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